ランサムウェアの被害拡大中

1. 巧妙化するサイバー攻撃の現状

近年、企業を標的としたランサムウェア被害が止まりません。昨年はアサヒグループホールディングスやアスクルといった、強固なセキュリティ体制を敷いているはずの大企業までもが深刻な被害に遭い、業務停止や情報漏洩のリスクにさらされました。

これらの事件は、もはや「他人事」ではなく、あらゆる規模の企業が狙われているという現実を突きつけています。

2. 「システム」は万全でも「人」が穴になる

ランサムウェアの侵入経路は、ネットワーク機器の脆弱性やVPNの不備など多岐にわたります。しかし、忘れてはならない最大の要因は「人の意識の低さ」です。

「最新のセキュリティソフトを入れているから大丈夫」という過信こそが、最大のセキュリティホールとなります。

  • 心当たりのない送信元からのメール
  • 緊急性を煽るような文言
  • 不自然なURLリンクや添付ファイル

攻撃者は心理的な隙を突いてきます。技術的な対策(ハードウェア)がどれだけ進化しても、それを使う人間(ソフトウェア)の判断一つで、数億円単位の損害が発生する可能性があります。

3. 「知っている」を「できる」に変える訓練

多くの企業でセキュリティ研修は実施されていますが、座学だけでは限界があります。そこで有効なのが、「標的型メール訓練」の実践です。

これは、システム管理者が「悪意のある攻撃者」になりすまし、擬似的なフィッシングメールを社員に配信するテストです。

  • 現状の把握: 実際にどれだけの社員がリンクを開いてしまうのかを数値化できます。
  • 自分ごと化: 「まさか自分が」という体験をさせることで、危機意識を劇的に高めます。
  • 適切な初動教育: 万が一開いてしまった際の報告ルートを徹底させる練習にもなります。

4. まとめ:防衛の最後の砦は「社員の目」

セキュリティ対策に「絶対」はありません。しかし、社員一人ひとりが「怪しい」と気づける目を養うことで、被害を未然に防ぐ確率は格段に上がります。

システムへの投資だけでなく、「人への教育」という投資こそが、現代の企業防衛における最優先事項と言えるのではないでしょうか。

証券口座乗っ取りに悪用

最近、オンライン証券会社の口座が何者かに乗っ取られ、株式を勝手に売却されるといった被害が多発しているようです。新聞記事によると、テレビ用の外付けSTB(セットトップボックス)にマルウェアが組み込まれ、それを踏み台にして攻撃が行われているとのことです。
特に、安価な海外製のSTBにマルウェアが仕込まれている可能性が指摘されています。

STB(セットトップボックス)

STBに限らず、Wi-Fiルーターやネットワーク機器など、安価な海外製の製品(とくにIT機器)には注意が必要です。今後はIoT機器など、ネットワークに接続して利用する製品が身の回りにますます増えていきます。便利になる一方で、知らないうちに踏み台にされ、犯罪に加担してしまう恐れもあります。

具体的な対策は難しいかもしれませんが、少なくとも安価な海外製の機器は避けるなど、リスクを減らす意識が求められそうです。

AI Overviewsで自然流入が減少した。

Google検索サイトに2024年8月から提供されたAI Overviewsによって、各ウェブサイトの検索結果をクリックすることなく、検索結果画面の上部に検索キーワードについて説明が表示されて、検索結果画面で知ることができるようになりました。これはこれで便利なんですが、ウェブサイトを運営する側から考えると流入するの減少につながる仕組みであると考えていました。実際、AI Overviews提供により自然流入数が減少しています。
あるサイトでの調査によると、「AI Overviews」の影響で、自社のウェブサイトへの自然検索からの流入に変化を感じていますか?の質問に対して減少したと回答した割合が約62%でした。影響としては大きいですよね。

GoogleのAI Overviews
GoogleのAI Overviews

しかし、検索ユーザにとってウェブサイトに入らずに知ることができる仕組みは大変有意義だと思います。企業のサイトを管理する方々はこの状況を嘆くのではなく、より魅力的なサイト、ページ、情報を提供するきっかけにするべきだと思います。技術革新により様々な仕組みがこれからも生まれていきます。どのような状況になっても柔軟に対応する行動力が求められます。

JBSで「ChatGPTでプログラミング」のセミナーを実施しました。

先日、JBSで「ChatGPTでプログラミング」というセミナーに登壇させていただきました。参加者の皆様にとって、ChatGPTがどのようにプログラミングに活用できるのかを実演しながら紹介しました。私自身、このセミナーを通じてChatGPTの可能性をさらに実感し、参加者の方々の業務効率化に貢献できればと期待しています。

しかし、参加者の方々の声を聞いてみると、「ChatGPTを使ったことがない」「試してみたけれど、あまり役に立たなかった」といった意見が多く、まだ効果的に活用されていない方が多いことに驚きました。実際、適切な使い方をすればChatGPTは大幅な時間短縮や業務改善につながる可能性を秘めています。それだけに、活用されていない現状を「もったいない」と感じています。

今回のセミナーでは、ChatGPTを使ってプログラムを作成する実演を行いました。例えば、簡単なスクリプトを生成したり、バグの修正を手伝わせたりといった具体的な活用方法を紹介しました。しかし、振り返ってみると、そもそも「ChatGPTの有効性」について最初にしっかり説明することが、参加者にとってより有益だったかもしれません。

次回、同様のセミナーを行う機会があれば、まずChatGPTの基本的な使い方や、その有用性について詳しく解説した上で、実演に進む構成にしようと考えています。また、具体的な業務シナリオに沿った活用方法を提示することで、参加者がより実践的にChatGPTを使えるように工夫したいと思います。

ChatGPTを上手に活用すれば、プログラミングに限らず、資料作成や業務の効率化にも役立ちます。今後も、こうした情報を発信しながら、多くの方にChatGPTの有用性を知ってもらいたいと思います。

どれが2025年問題なのか?

2025年問題という言葉を雑誌で目にしました。なんだか20xx年問題は毎年何かの問題に当てはまり話題となっている印象ですね。

2025年問題とは2025年10月にWindows10のMicrosoftのサポートがなくなることを指しています。これは一部のユーザーにとっては問題ですね。
改めて「2025年問題」を調べてみると、もっと大きな問題がありました。2025年以降に団塊の世代が徐々に後期高齢者(75歳以上)になり、日本が超高齢化社会を迎えることによって、雇用、医療、福祉、社会保障などに様々な影響を与える問題のことを指すそうです。
こちらの方が問題としては大きいですね。
他にも、SAPのERPのサポート期限が2025年で切れる問題。こちらは2年延長され、2027年問題と言われ始めています。
影響がある人にとっては大問題でしょうけど、それにしても色々な2025年問題があるんですね。今後毎年発生していきますね。

損保、生保業界の個人情報に対するずさんな意識

損保、生保保険業界において、代理店に出向した社員が代理店で扱う他社契約者の情報を漏洩させた。取得した個人情報は営業目的に利用したと考えられる。

損保、生命保険業界では過去に個人情報の流出を繰り返し、再発防止が全くできていない。損保、保険会社は通常の事業会社と異なり、よりセンシティブな情報を扱っている。個人情報の重要性を軽視しており、自分達だけがよいと考えているようにの見える。

個人情報を扱い責任の大きさを再認識して欲しい。

ユニバーサルアナリティクスついに終了。

ユニバーサルアナリティクスがついに終了しました。

カウントダウンが0になってしまいました。

当初は2023年7月1日に完全終了とアナウンスされていましたが、その日が延期されて、1年後になったようです。

ずいぶん前からアナウンスされていましたのでほとんど準備はできていて影響はほぼなかったのではないでしょうか。

もし、まだGA4に設定できていない方は株式会社エクイティまでご連絡ください!

円相場が進んで、円はさらに値下がり

今までとはちょっと変わった観点での投稿をします。

今日は円相場が一時160円台まで下がりました。アメリカの金利低下が先延ばしされ、日銀の介入の可能性も少なそうだとの見方で円が下落したようです。

このような状況で国内企業への影響は小さくありません。原材料を輸入にたよっている製造業では原材料高が一層高まります。それを製品価格として転嫁できないと利益確保が難しくなります。

円安が進み160円台に!円安がウェブサイトに影響を及ぼす?!

一方海外へ輸出している企業は為替差益により利益を増やすことにつがります。輸出していなくてもECサイトなどにより海外からの注文を受け入れられる体制が整えられている企業であれば売上が増えていることではないでしょうか。

この機会を活かすためには、ウェブサイトの注文ページや住所入力するページにおいて、海外の住所を入力できる状態にしておくことが必要です。よくあるのが郵便番号を入力すると住所を自動変換する機能をつかっているページでは、海外の郵便番号に適応できておらず、海外に郵便番号が入力できないため、ユーザが離脱してしまいます。今一度御社の住所入力ページが海外郵便番号に適用しているかをご確認ください。

海外郵便番号に適応したいウェブサイトがありましら株式会社エクイティにご連絡ください。

世界デジタル競争力ランキング、日本は32位?!

スイスの国際経営開発研究所(IMD)が毎年発表している世界デジタル競争力ランキングで日本は前年29位から3つ順位を落として32位に後退しました。

ちなみに1位はアメリカ、2位以降はオランダ、シンガポール、デンマーク、スイスとなっています。同ランキングは、64カ国・地域を対象に、政府・企業・社会の変革につながるデジタル技術を導入・活用する能力を、以下の3項目で評価しているそうです。

(1)知識:人材や教育・訓練、科学に対する取り組み

(2)技術:規制および技術の枠組みと資本

(3)将来への準備:デジタルトランスフォーメーション(DX)に対する社会の準備度合い

日本は、「知識」の項目では前年と同順位(28位)としていますが、「技術」「将来への準備」で順位を下げたため全体として順位が下がったいるようです。

特に評価が低いのが、上級管理職の国際経験、デジタルスキルの習得、企業の機会と脅威に対する対応の速さ、企業の俊敏性、ビッグデータや分析の活用だそうです。

企業の管理職や経営者のデジタルスキルの低さや迅速さが世界と比べてあまりにも低いことが際立っています。日本の経営者はデジタルの必要性やDXを言う割には導入に躊躇していることをよくみます。デジタルやIT、システムを導入することでコストが上がってしまいますが、それを人がアナログで対応することでコストがかからないと勘違いしている経営者がとても多いです。

このような状況では日本のデジタル競争力の低下は続いてしまいます。

ガバメントクラウドに国産採択決定

政府や省庁、各地方自治体などが利用するパブリッククラウドであるガバメントクラウドにさくらインターネットの「さくらのクラウド」が採択されることが決まりました。2年前から選定が進められていましたが、国産のクラウドは条件を満たしていないため採択されていませんでした。今年になり一部条件を緩和したことにより採択への道がひらけた。今までは1社で基準を満たすことが求められたが、他社製のサービスと組み合わせることで基準を満たすことも認められることになった。

さくらインターネットのクラウドサービス

現在採択されているサービスは、AWS、GoogleCloud、MicrosoftAzure、OracleCloudなどだが現時点では各官公庁と地方自治体で利用されているのがAWSだそうです。さくらのクラウドの参入余地がほとんどない状態です。国産クラウドを育てる意味でももっと早く条件緩和を進めていれば代わっていたかも知れませんね。とにかく日本の遅れているIT導入に国内企業のサービスが採択されてよかったと思います。