「COBOLに罪はない」もっともだ。

今朝の日経新聞に「COBOLに罪はない」の記事が載っていました。私もSE出身でCOBOLで育った世代ですので、よくわかりますが、ここ数年COBOLでの開発案件は極端に少なくなりました。保守や機能改善が多く見受けられます。
記事によるとSE人材も若い世代には人気がなく、国家試験の「情報処理技術者試験」からもCOBOLが外れるそうです。
今後どんどん衰退していくのが目に見えてきます。何とも寂しい限りです。
COBOLは基幹システムに採用されている例が多く、特に金融機関や大規模システムで採用されています。
しかし、海外の事例やIT先進企業の投資・選択の判断は早く、AIや最新のITへの莫大な投資をし、日本の大企業や金融機関の老朽化したシステムでは太刀打ちできない状況となっており、競争力の減退している要因のひとつです。
これは経営トップのITへの理解のなさからくるものが多く、いまだにアナログで業務をしている部分も多いことではないでしょうか?

「COBOLに罪はない」言語云々ではなく、ITへの取り組む姿勢が今後の企業の成長を左右すると言っても過言ではないのでしょうか。今からでも遅くない、先進企業を見習い、最新ITを導入しないとしても、一度検討するだけでも今までと違った考え、判断が見えてくると思います。